2016年3月3日木曜日

非自民の政治家よ、バーニー・サンダースに学ぶべきことがあるのではないのか?

今アメリカ合衆国では民主党のバーニー・サンダースが、大統領になれるかどうかは分らないが、社会に表れた格差に照準を合わせた主張によって、社会の矛盾に苦しむ若い層から大きな支持を得て、旋風を巻き起こしている。
日本に於いても、アメリカ同様に経済的格差が広がり、社会に深い亀裂を生み出している。規制緩和という標語のもと、アメリカの大雑把なやり方のまねをしたんだから、そうなってくるのも当然のように思える。
そして、子ども達の貧困が話題となってもいる。子どもの虐待死の増加も、社会の深い亀裂の投影でもある。
若者の正社員への就職も容易ではなくなり、派遣社員という制度が受け皿のようになっているかにみえるが、実はこれが格差を広げる源となっている。
格差があっても富の総量は変わらないのであろうから、社会全体から見れば平均的には疲弊した社会には見えないかもしれないが、格差は心の疲弊を生み、すさんだ社会へと導くのではないか?社会が豊かかどうかは経済だけでは測れない。人々の心が豊かでないと、社会は豊かとは言えまい。
非自民の政治家は多くの国民が困った状況にあり、不満が黒いとぐろを巻いていることに気付いているのだろうか。あまりに安倍首相の振り回す旗にばかり気をとられ過ぎていないのか? 今彼らがやるべきことは、格差社会の抱える矛盾に苦しみ、疲弊している人々の受け皿になる事ではないのか?

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